口頭より書面

離婚調停は口頭より書面に残すべき!

私は、離婚調停を7回、期間にして約1年。そのあと審判・裁判へと移行しました。

そんな中で、離婚調停で調停員を介して自分の思いや要望を言うのですが、口頭で伝えるより、同時に書面で提出して記録を残した方がいいと感じました。
感じたというかいい切れます。書面で残すべきです

最初は口頭だった

私も最初は、離婚調停で調停員に口頭だけで伝えていました。

というのも、私は初めての離婚調停で、弁護士も使っていなかったので、何をどうしたらいいのか分からないまま離婚調停に望みました。

ただ、相手方は弁護士を立てていたのもあって、些細なことまで書面で提出していたので、最初は違和感はありました。

 

口頭より書面で残すべき理由

離婚調停では口頭より書面を提出して残した方がいい理由をあげると4つあります。

調停員が頼りない

まず書面で残す理由として言えるのは『調停員は近所のおっちゃん・おばちゃん的な人たち』です。

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調停員は近所のおっさん・おばはん
この調停員については上記でも書きましたが、ホンマにただのおっちゃんおばちゃんです。

正直、ちゃんと相手方や裁判官に伝わっているか疑問です。
実際、調停中に調停員が相手方の言い分を私に伝える時に、
『あれ!?確か〇〇〇〇って言ってたはず』
とか
『どこに書いてたかな~。。。』
など言いながら、ノートをペラペラめくりながら探したり。
そして結局見つからず、なんてこともありました。

正直、私は『おいおい、大丈夫か!?』と思っいました。

 

調停員よりその先の裁判官に正確に伝えるため

上でも書いたように、調停員に任せるなんてとてもできません。

そして調停でうまいこと話がまとまって和解調書を取るにしても、最終的には裁判官が出てきます。

ましてや、調停で折り合いがつかずに、審判や裁判になると裁判官に判断を委ねることになります。
その裁判官に調停員から正確に伝わるとはとても思えません。

ですので書面で提出し、裁判官に正確にこちらの言い分や主張が伝わるようにすることです。

 

書面化した方があとあと楽になる

1つの離婚でも反復した主張と反論になるので、同じような内容を複数回やり取りすることになります。
ですので最初から書面化してる方があとあと楽になります。

詳しくは後述します。

 

書面が証拠物になる

調停でケリが付かず審判や裁判に移行した時に調停中の書面が証拠物になります。

これも後述します。

 

裁判官あてのメッセージとして書いた

私は、上記の理由と直感で、離婚調停が始まってから早々に書面で提出するようになりました。

まぁ、相手方の弁護士はいちいち書面で提出していて、それに対する反論文を書くようにしたので、自然と書面化になったところもあります。

また、相手方への反論や私自身の主張など、文面的には調停員や相手方へのメッセージ的でしたが、書く時にイメージしていたのは、奥にいてる裁判官に事実が正確に伝わるように意識して書きました。

相手方はびっくりするぐらい『ある事ない事』というより、もはや『ない事ない事』を平気で書いてきていたので、1つずつ丁寧に真実で上塗りしていきました。

調停終盤まで裁判官に会うことはなかったけど、まだ見ぬ裁判官あてに書いていました。

 

書面にしてると後が楽

1つの離婚調停でも案件(事件)は複数になります。

私の場合は、

・親権
・監護権
・養育費
・婚姻費用分担
・面会交流権

の5つでした。

この5つを1つづつ調停で協議して折り合いをつけていくわけです。
書面もそれぞれの案件(事件)に対して『申し立て書』を提出されたり、提出したりします。

そして、主張や反論もそれぞれの案件ごとに独立しています。
とはいえ、1つの離婚問題なので、主張や反論の内容は被ってきます

相手方の弁護士から提出される書面の内容も同じような内容が繰り返されるので、私の反論も同じような内容になります。
お互いほぼコピペです。

ですので最初っから書面化しておいた方が、あとあと楽です。
できることならパソコンでWordかメモ帳で作っておいた方が後々楽です。

ホンマ後半は事務作業って感じでした。

 

調停時の書面は証拠物

私の場合は調停で折り合いが付かずに、審判と裁判になりましたが、そこでもほぼ1からの主張になります。
ですので、文面も調停の時とほぼ同じになるので、ここでもコピペとちょっとのリライトの作業です。
また1から書くのは大変なので、書面でPCに残してる方が良いです。

そして、審判や裁判時に調停時に提出した書面を証拠物として提出することになります。
ですので、調停中から事実をしっかりと書面で残すべきです。

 

まとめ

私は離婚調停2回目から主張や相手方への反論を書面で提出するようにしました。
できるだけ早い段階で書面で提出するようにした方がいいです。

そして書式的には最初はタイトルと本文ぐらいでしたが、あまりに繰り返される書面の応酬に、途中から様式をきっちり作って、申し立てや反論の雛形なども自分で作っちゃいました。
今後のことも踏まえ、いつでも対応できるように。
今は裁判も終わってますが、彼女の(面会を減らすための)攻撃はまだ続くでしょうから。。。