親子交流場面観察調査報告書への反論-審判

調査官の調査報告書への反論文を提出した。

離婚調停から審判に移行した『子供との面会交流』
審判の日まであと僅かで、いよいよ佳境に入りました。

このページは調査官が実施した『親子交流場面観察』の調査報告書に対する反論として私が提出した書面の一部始終です。
反論と言っても、調査官に対する反論というより、調査報告書に書かれてることの補足や、『親子交流場面観察』時の相手方の主張に対する反論が主です。
相手方は『性的虐待』など、こじつけ・ゴリ押しも甚だしいというか、なりふり構わず何でもありというか、そんなことを言ってきてましたので。

ちなみに反論の元になってる『親子交流場面観察の調査報告書』はこれです。

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親子交流場面観察の調査報告書

実際に私が提出した書面『調査報告書をうけて』

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以下、提出した『調査報告書をうけて』本文です。
見やすいようにテキスト化しています。

ここでは、
申立人=私(夫)
相手方=元奥さん

のことを指します。

子供や元奥さん、私の名前、また場所など一部の固有名詞は、〇〇や代名詞などに変換しています。
例えば[子供][元奥さん][夫][元奥さんの実家の県][いつもの面会場所]といった形で。

 

(ここから書面内容)

 

平成30年(家)第〇〇号 面会交流審判申立事件
申立人 〇〇〇〇
相手方 〇〇〇〇

調査報告書(平成30年9月〇〇日付)をうけて

平成30年10月〇〇日
〇〇家庭裁判所〇〇支部 御中

(調査報告書のページ数・項目に沿って書いていきます)

 

◎報告書内2ページ目
2 相手方の陳述趣旨
(1)面会交流についての意向

●『未成年者は現在、第一及び第三土曜日に習い事に通っている』となっているが、元々相手方は、『子供を◯歳まで保育園に入れたくない』と言っており、このことは相手方の弟も言っていた(平成29年7月◯日、相手方の代わりに伝言に来た相手方弟との会話より)。
そのように考えていた相手方が保育園だけならまだしも、それに加え習い事までさせていることは、面会を減らすための状況作りとして取って付けたようで疑問を感じます。

この面会に関する審判なり裁判が終わった後に、頃合いを見て適当な理由を作って辞めさせなければいいのですが。

 

●『申立人は当初から積極的に子育てに関わったわけではなく』となっていますが、誤解のないように書いておきます。

これまでに提出した書類に書いていることですが、私に懐く[子供]を見て、相手方が『私いらんやん!』といって[子供]も置いて出ていってからです。それまでは積極的にしていました。泣く[子供]をあやすのも寝かしつけも私の方がうまくなってしまったので、最終的に私がやることが多かったです。爪切りも私の担当でした。

そして、相手方が『私いらんやん!』といって[子供]も置いて出ていったのをきっかけに、相手方にもっと子供が懐くようにしないといけないと気を使い、しばらくの間だけ子供の世話から一歩引きました。私は子供の相手をしたいので、ガマンしてる状態でした。
といっても、それまで通りお風呂に入れたり、ご飯を食べさせたりしていました。また出かけたり病院に行く時も一緒に行っていました。
大きなところで言うと寝かしつけや、泣く[子供]をあやすのをある程度控えました。あやしに行きたいのをグッと我慢して。

 

[元奥さんの実家の県]に来てからは、もっと[子供]の世話や相手をしたい私に対して相手方は、

・まともに抱っこもさせてくれない。
・[子供]の食事もなかなか作らせてもらえない。
・[子供]の寝かしつけを異常なまでに拒否する。
・私と[子供]の僅かな時間にさえ不満をぶつける。
・私と[子供]が仲良くしてるのを見て、共通の友人に対しても不快な態度をとる。

といった状態でしたが、今まで通りお風呂に入れたり、ご飯を食べさせたりしていました。
そして相手方の顔色を伺いながら、合間を見て[子供]の晩ごはんを作ったり、日課のように保育園のお迎えの後に家でフルーツや手作りプリンなどをあげてから、一緒に公園に行っていました。

また[子供]の体調が悪く保育園を休ませた時は、ほぼ私が自宅で[子供]を看ていました
相手方と相手方母親と私の三者の会話でも、相手方の母親は『[元奥さん]さん(相手方)は仕事があるし、[夫]さん(申立人)は、自宅にいてるんだから。。。』と自宅で仕事してる私が[子供]を看るのが当然とばかりに言われていました。

といっても私は[子供]を看るのは全然苦ではありませんし、内心、逆に嬉しかったです。[子供]との時間ができるので。

また昼寝のときも、ソファーに座ってお腹の前で抱っこしてるだけで気持ちよさそうに寝ますし、私が横になってると自分からよじ登ってきて、そのまま私の腕を枕にして独りでに寝たりもしていました。

 

●『専門家からも性的虐待の恐れを指摘されたこともある』とありますが、事実内容が全くつかめません。
専門家がヒアリングする中でマニュアル的に『性的虐待』というワードが出てきただけなのかどうか。

そして私個人に対して向けられた言葉なのかマニュアル的に不特定多数に向けられた言葉かどうかも判断できません。
もし私個人に対して向けられた言葉だとしても、どういう経緯で何をもって出た言葉なのかも分かりません。

万が一、この『性的虐待』というワードが審判の結果に少しでも作用するなら、それらの事実確認をお願いします。
もし事実確認がお手間なら、どこの専門家か教えていただければ、私が事実確認をして、より正確な事実内容をお伝えしたく思います。

 

◎4ページ目
申立人と未成年者との親子交流場面観察

調査報告書にもある通り、この日は[子供]がすっごい硬くなっていました。

場所もあると思いますが、それに加え狭い部屋に知らない人が2人もいてて不安になったんだと思います。
普段と比べだいぶ硬くなっていました。

正直、そんな中いつも通りの[子供]とのふれあいを見てもらおうと、私も変に緊張というか硬くなってしまったので、それが[子供]に伝わったところもあるかもしれません。
いつも[子供]が爆笑するポイポイゲームをするのも忘れていました。

なにより、『いつも通りの[子供]とのふれあいを見てもらおう』という自分ごとより、いつもと違う状況で不安になってる[子供]の心をもっと気遣ってあげるべきだったと、帰りの道中で猛烈に反省しました

 

◎6ページ目
調査官の意見

●確かに私は、相手方から今後も面会制限せれることを恐れています。
結婚前を含めた今までの相手方との生活でそれを思い知りました。
ただ純粋に週1回の面会を望んでいるのも事実です。

調査官の提案で、『月2回、午前9時~午後1時』となっています。
月2回は、あくまで譲歩しなければいけない場合の最悪でのラインなので、いたし方ないかもしれませんが、時間が午前9時~午後1時というのはあまりにも短すぎます。

今現在で午前9時~午後2時ですが、それでも短いです。
午前9時~午後5時を希望します。毎回その時間いっぱい使うかどうかは別として、その時間枠の中で、行く場所などにより臨機応変に対応したいと思います。

 

今現在、[子供]も面会の終わり際には、もっとお父さんと遊びたいことを一生懸命言ってきます

10月◯日の面会の終り際も
私が『もう時間やから行くで』というと
[子供]が『イヤの、イヤの、イヤの』と言ってしがみついたり、

『もうママくるで』というと
『ママ来ん(来ない)』といったり、

『ママに会いたいやろ』というと
『ママ会いたくないい~』と言いながら、またしがみついてくる状態です。

もちろん[子供]はママに会いたくないなんて本気で思ってるわけではないでしょうが、もっとお父さんと遊びたいという[子供]なりの意思表示なんだと思います。

このような状態はいつものことですが、その日はその状態がいつもより長かったのと、そのダダのコネっぷりがかわいかったので、途中からですが動画で撮ったため、残っています。

 

以前も書きましたが、今でも[子供]は、
『お父さんの車乗りたい』
『お父さんと行きたい』など言ってきます。

そんな中、今後[子供]と車でお出かけする時に、午前9時~午後1時だと移動時間もあるので十分な面会交流が出来ません。
それどころか忙しない動きになるので、交通事故などのいらぬリスクも高くなってしまいます。
ましてや相手方は私が時間に遅れようものなら、何を言い出すか分からないので尚更です。

もちろん運転などは最善の注意を払いますが、いらぬ危険(リスク)を作るような時間設定は避けたいです。

 

●また最近では
『お父さんの車乗りたい』
『お父さんと行きたい』
などの話の際に、なにかと『あした』と言ってきます。

車に乗るという話の時は、
私が『また今度乗ろうな』と言うと、
[子供]は『あした乗る~』といい。

ご飯もに関しても
私が『[子供]は何が食べたい?』『またお父さん作ってくるで』と言うと、
[子供]が『あした食べる~』と言って、
何を食べたいより『あした』という言葉が出たり、

また保冷バッグに入れていた小さな保冷剤数個を見て、
[子供]が『[子供]の家にもいっぱいあるよ。お父さんの家にもあるの?』と言うので、
私が『お父さんの家にもいっぱいあるでぇ。』『また見に来るかい。』など話してると、
[子供]が『あした行く~』と言ってきたりと、

最近は、何かにつけて『あした』と、訴えるような目で言ってきます
明日もお父さんと会う約束をしたいのか、そんな[子供]を見てると本当に心が苦しくなります。

私の内心は『お父さんは明日もあさっても会いたいんやで』『ずっと一緒におりたいんやで』と思っているのですが、それを口に出してしまうと[元奥さん]が悪者になってしまうかもしれないし、それは[子供]にも良くないので、口に出さずにぐっと我慢して『ごめんね、[子供]。お父さん明日は用事があってアカンのよ』などと言うようにしています。
そんなことを言うのも辛いですが、言った後の[子供]の寂しそうな顔を見るのがなにより辛いです。

 

[子供]は今以上にお父さんの愛情(交流)を求めています。
このような[子供]の思いを無視する理由が私には見当たりません。

何より、親同士がどうこうより、今以上にお父さんの愛情(交流)を求めている[子供]の気持ちを一番に考えていただきたいです。

 

相手方は『破綻した夫婦関係の中で高頻度の面会交流を行うことには無理があると思われる』『心理的負担が大きい』など、私たち大人のことばかり書いていますが、[子供]のためにという目線で、私たち親も[子供]の為にお互い努力するべきである

 

[子供]の思いを汲み取ってください。
[子供]の心を不自由にしないでください。

 

[子供]の思いをすべて汲み取ったら、週1回の面会ペースでも済まないかもしれませんが、
できるだけ[子供]が満足できるような面会回数と面会時間になることを切に願います。

 

そして私は面会の中で子供の心の成長をサポートしたいと考えています。

相手方は出会った当初から自身で『人見知りする』『普段は猫かぶってる』など言いますが、実際はその言葉以上で、自他ともに認めるほどに、人とのコミュニケーションが苦手です。

相手方が人とのコミュニケーションが苦手なのは今更どうしようもないので、
[子供]がコミュニケーション(社交性)や柔軟性を身につけられるようにサポートしたいと思っています。

 

現在、[いつもの面会場所]での面会時でも、
私は初対面の人でも気さくに挨拶や喋ってしまうのですが、それを見てか、
(人見知りになっていた)[子供]がこの頃は、

おばさんに挨拶された時、何やらいろいろ喋っていたようなんですが、嬉しそうにこっちに走って来て、
『[子供]、こんにちわ出来たよ』『いっぱいしゃべったの』
などと、嬉しそうに報告してくれます。

また同い年ぐらいの子によっていって、走って帰ってくると、
『[子供]からこんにちはしたよ』と、嬉しそうに報告してくれます。
まぁ、相手の子はキョトンとしていたのですが、[子供]の一生懸命な姿に感動です。

女の子なんで、今後ある程度の警戒心は必要だと思いますが、今は色んな人と接触してコミュニケーションを取れるようにと思っています。

 

そして、しっかりと父親の愛情を感じ、
なによりも[子供]の笑顔を引き出し続けたいと思っています。

そのためにも十分な面会時間と日数が必要です。
もちろん私自身が愛する我が子に会いたいという思いもあります。