離婚調停から審判に移行した婚姻費用分担請求の申立て事件。
そして相手方から提出された婚姻費用分担請求に関する主張に対して、私が提出した反論文書です。
正直、私にとって一番大切なのは『面会交流』だったので、この婚姻費用分担請求には注力していませんでした。
ただ相手方弁護士が都合のいいように好き勝手書いてるので、意思表示も兼ねて反論しました。
好き勝手というのは、
算定基準のデータ元が私の方が高額になるような平均賃金データから引っ張ってあったり、そもそも私のは平均賃金から算定するのに、元奥さんは実際の賃金で3ヶ月分だけ。
しかも3ヶ月のうち1ヶ月は月の途中から勤務なのに丸っと1ヶ月分の支払いとして、それを元に年間所得を算定していたりと、子供だましのような姑息に低く見せようとしていたので、反論文を提出しました。
こんな子供だましみたいなもので、裁判所が判断するのかと思うと恐ろしいです。
そんな裁判所の動向を見たかったのもあります。
今後のために経験を積んでおきたかったので。
元奥さんは、今回の離婚調停なり審判で離婚が成立しても、面会交流の面で仕掛けてくる可能性がありますので。
とにかく100取らないと気が済まない子なので。
(ちなみにこの後、『面会交流』も『婚姻費用分担請求』も高等裁判所に抗告し裁判までいきました)
あと、この反論書面の元になってる相手方(元奥さん)の代理人弁護士から提出された書面はこれです。
離婚調停から審判へ!相手方から提出の『婚姻費用分担請求審判事件の準備書面』
実際に私が提出した書面『 婚姻費用分担請求(平成30年6月〇〇日付分)についての意見』
以下、私が提出した『 婚姻費用分担請求(平成30年6月〇〇日付分)についての意見』本文です。
見やすいようにテキスト化しています。
子供や元奥さんの名前、また場所や会社名など一部の固有名詞は、〇〇や代名詞などに変換しています。
例えば[子供][元奥さん][現在在住の市]といった形で。
(ここから本文)
婚姻費用分担請求(平成30年6月〇〇日付分)についての意見
私の以前の営業職のことを書いていますが、確かに当時東京・神奈川で1ヶ月更新の派遣社員として、[某通信業務]の営業をしていました。
しかし年収600万から1000万と書いてますが、ドコからの数値かは分かりませんが事実とは異なっています。
実際は400万から600万くらいで、一度だけ当たりエリアもあり940万円に達したことがありました。
しかし10年も前のはなしです。
それも、当時『〇〇バブル時代』で、2011年の地デジ化問題の波に乗っていました。
合わせて、マンション一括契約(バルク商品)ができ、その業務でのことです。
ただ現在、当時の営業仲間で、同じような業務で同じように稼げてる人は、一人もいてません。
オーバーでも何でもありません。その業務自体が既にないです。
もちろん地デジ化の波は既に終わっています。
その後、[元々夫婦で住んでいた県]で[某通信業務]の仕事を『顔パス』で入ったとなってますが、これはその通りです。
ただ、[某通信業務]業界全体の顔パスではなく、私が東京・神奈川で営業してる時と同じ業務請負会社が〇〇市の[某通信業務]を請け負い、その業務請負会社に対しての顔パスです。
ちなみにその業務請負会社は、資本金1,000万円で、家族経営の小さな会社です。
この会社も東京・神奈川の請負が終わったあとは、苦しい時代が続いて、〇〇市でなんとか盛り返したと言っていました。
しかし、〇〇市は電波障害や新規営業エリアというのもあり勢いもありましたが、すぐに獲得も難しくなって、昨年撤退したとのことです。
[現在引越した先の市]の[某通信業務]に関しては、既に営業活動もしましたが、予想外でした。
私は生活のため、この〇〇市の[某通信業務]を請け負ったのですが、散々たる結果でした。
〇〇市の[某通信業務]会社からは個人経営の方が請け負っていて、その人と私を含め4人体制での業務になりました。
私の営業力がないのもあるでしょうが、4人共散々たる結果でした。
私自身に関しては月10万円にも至らなかったです。
なにより10年ほど前に関東で熱かったマンション一括契約(バルク商品)が始まるということで期待していたのですが、土地柄か流れた年月か、思うように獲得できず、元請け自体が年内に[某通信業務]会社から撤退する方向で、請負業務を減らしており、私の請負も終わってしまいました。
時代の流れもありますが、この10年で競合会社や競合商品も増え、私が思う以上に厳しくなっているようです。
そして、大手[某通信業務]会社でも、西地区は○○年前、東地区は○○年に行政から監査が入り、もう以前のような営業はできないとのことでした。
また○年前から営業マンを減らしていっており、今は新卒の経験として一時的に営業職をさせるぐらいとのこと。
マンション一括契約(バルク商品)や個人客のキャンセル止めで手一杯とも言ってました。
これが私が以前やっていた営業の現状です。
地デジ化の波もあって、一時的に宝くじの当たりを引いたようなものです。
そんなバブル時代の所得を算定の引き合いに出すのは現実的ではありません。
また賃金センサスの平均賃金を当て込んでいますが、これを『現在自営』『高卒』『〇〇歳』
『非正規社員』の私が当てはまるものではありません。
中央値ならまだしも平均賃金には現実と乖離があります。
様々な職種があり一部の高所得者により引き上げられています。
また年功序列が多大に残る中にあって、中央値であっても勤続年数なども加味されていますので、『現在自営』『高卒』『〇〇歳』『非正規社員』の私がこれから働けたとしても、その算定とはかけ離れてしまいます。
あわせて、[元奥さん]も知っていますが、私は『腰椎分離症』を患っており、立ち仕事やハードワークはできません。
ただ、仮に過去の賃金データから算定するなら、私だけでなく[元奥さん]も賃金データから算定しないと平等性を失ってしまいます。
それもお互いの現実に近いデータから算定するべきです。
①平等に『薬剤師』の[元奥さん]と『現在自営・高卒・〇〇歳・非正規社員』の私、それぞれの平均賃金から算出するなら、
私の場合は、現実的な数値としては厚生労働省が公開していた『雇用形態、性、企業規模別賃金、対前年増減率及び雇用形態間賃金格差』で掲示されていた、
【正社員以外・男・小企業】の218.8万円が一番現実的です。
そして[元奥さん]の場合は賃金センサスに薬剤師のくぐりがあったので『平成2○年賃金構造基本統計調査 職種別第3表 職種・性、年齢階級、経験年数階級別所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額』から、【薬剤師・女・〇〇代○半】の49○.○万円が本来の算定基準です。
お互いここに勤続年数を加味すると少し下がるとは思いますが、それぞれの平均賃金データから算定するにはこのデータが一番現実的です。
②もしくは賃金データから架空の算定をするより、実際の所得から計算すると現実そのものになります。
その場合は、私は既に提出した確定申告書の控えの通り、恥ずかしい限りですが、経費などを引くと29年度の収入はありません。
そして、[元奥さん]の29年度の収入は、1年丸々働いたわけじゃないですが、提出されている通り135万円です。
① ・②どちらの場合も、東京・大阪家庭裁判所で使われている『養育費・婚姻費用算定表』では
『0~1万円』になります。
昨年9月の調停1回目のときも現在の所得からでは『0~1万円』ですが、『5千円はなんとかしたい』と調停員さん経由で[元奥さん]に伝えたところ、[元奥さん]が5千円で了承してくれていました。
ほんと、男として恥かしい限りですが、それが今の私の現状です。
そして、私は現状に甘んじているわけではありません。
[某通信業務]の仕事をしている時も、この業務の先細りは分かっていたことなので、今の自営(WEBの仕事)を事業と捉え踏み込みました。
これは[元奥さん]と結婚・同棲以前からのことで、この『WEBの仕事でやっていく』という共通認識の元、[元奥さん]もWEBサイト作成など一緒にやったりもしました。
いまさら『甘んじている』などと、何を言っているのかと思ってしまいます。
また今も営業職をやっています。このWEBの仕事は100%営業職です。
舞台はWEB上に変わりましたが、必死に営業職をやっています。
インターネットが普及している昨今、営業に関しても既に対面営業(集客)からWEB集客に力を入れている企業が数多くあります。
既に多いですが、これからも大きくなるマーケットです。それが時代の流れなんだと思います。
私の職務経歴にも書いてる平成1○年に働いていた[某通信会社]は当時から営業マンは減らしていっていましたが、今ではWEB集客に力を入れており、私のやっているWEBの仕事の業界にも広告主として参入しています。
NTTもしかりです。
そして、この先の人生や[子供]が『留学したい』とか『大学に行く』ときなどにサポートできるようにするには、200万や300万の年収では到底できません。
それ以上の年収をこの先安定して得るには、今の私にできることでは、このWEBの仕事が1番現実的なので、今も事業として捉えています。
ただ現実的な問題として、生活のため[現在在住の市]で副業をしようと応募したりもしましたが、やはり〇〇歳という年齢のハードルは高かったです。
そして、今は[現在在住の市]でできた友達の紹介で農業(田植え)も週1.2回やっています。
ただこれは、お米を収穫してからの新米としての現物支給なので、まだ現金化はできていないですが。
どうやって集客するか模索中です。WEBか近くの料理やさんか。